怒るのは相手のためなのか？自立させるための習慣を[幸せになる勇気]から学ぶ

「私はあなたのために言っている」

「言うことを聞かないあの人が悪い」

お金、健康、地位、名誉を手に入れるため

いつまにか競争社会に足を踏み入れます

でもたまに見落とすことがありませんか？

「人間は心の生き物だ」ということを

では、

私たちは何を意識して行動すればいいのか

結論を言うと

自立とは、ありのままのその人らしく成長し、社会と調和して暮らすことです

　今回は「自立させるための習慣」について解説します

この記事を見ることで、今後の人生に新しい考え方をもたらしてくれます　

 本記事の内容

後ほど紹介する「幸せになる勇気」とは

国内累計208万部、世界累計485万部の

大ヒットを記録している『嫌われる勇気』の続編である

『幸せになる勇気』の合計部数は世界で600万部を突破するベストセラーです

幸せになる勇気とは？

岸見一郎、 古賀史健によって書かれ、２０１５年に出版された書籍です

人生哲学といった自己啓発として読まれています

「アドラー心理学の実践編」であり

「人生最大の選択」において幸せになる勇気が試される

ほんとうの「自立」「愛」を手に入れるためには

どうすればいいのかを語っています

自立するために、介入してはならない

自立とは「宗教」に救われ、「哲学」を目指すこと

宗教とは何か？哲学とは何か？

そして宗教と哲学の違いは何か？

という観点から説明すると

宗教とは主人公である神の物語によって、世界を説明しています

そこには明確な善悪があり、救いを導いてくれる神がいます

それはつまり、あらゆる考え事に対して

信じること、考えないこと、疑わないことを意味します

私たちは神の存在を信じ、全ての悩みを開放することによって

精神的な助けを得ます

そのため

あらゆる悩みから不安になり、心身ともに不調をきたし

社会と調和できない人にとっては

自分の自己解決ではなく、神による解決を得るのです

解決の手段が何であれ、悩みから解放された私たちは

もう一つの階段に登らなくてはなりません

それは、宗教から抜け出し、哲学をすること

つまり、自立を目指します

哲学とは、宗教とは違って

主人公である神の物語は存在しません

「愛」「幸せ」「生きる意味」とは何か

抽象的な概念によって真理を探究します

それはつまり、あらゆる考え事に対して

考えること、疑うことを意味します

宗教は、いつでもここが真理だと語り

哲学は、いつまでも真理を考え続けます

歩みを止めることを宗教と呼び、哲学とは永遠に歩き続けること

神に助けられた私たちは、いつまでも

神の語る真理に頼っていてはいけません

それは現代社会においても同じです

資本主義社会で生きる私たちが

お金、健康、地位、名誉を得ることが真理だ

と信じ続けることは、疑わないことです

私たちは、哲学をすることによって自立し

「自分のこと」「相手のこと」を

疑いつづけ、考えつづけられる

生きる態度を身につけられるようになるのです

自立には介入ではなく、援助が必要

全文で説明していた宗教と哲学の違いは

介入と援助の違いに深く結びついています

ここでいう介入と援助とは

「教え方」の手段のことです

私たちは「ルール」「善悪」「知識」を周りの人から

教えられて育っていきます

どのようにして教えられるのか

そこで「介入」か「援助」なのか

というのは、自立に深く関わります

まず「介入」している例としては

つまり、「介入」とは強制的であり、強要することです

一方で、「援助」している例としては

つまり、「援助」とは自立を促すことです

主体性とは：目標や約束を守り、自分の人生の責任を引き受けること

主体性について解説した記事があります

援助が自立を促すとして、何から始めるべきなのか

次の章で説明します

尊敬することによって自立する

尊敬とはありのままのその人を見ること

著書を読むまでは、私も

尊敬とは相手への「憧れ」をイメージしていました

だけど、「憧れの対象」を尊敬し、学びを得るだけでなく

むしろ、「教える側」が「教えられる側」を

尊敬することで、「自立」するのです

では、その「尊敬」という概念は

具体的にどのような行動をするのか

「ありのままのその人を見る」とは？

尊敬とは、その人が、その人らしく

成長発展していけるよう、気づかうことです

何ひとつ否定せず、何ひとつ強要せず

ありのままのその人を受け入れ、尊重する

相手を尊重しつつ、関心を寄せていく

その具体的な行動の第一歩が

「他者の関心ごと」に関心を寄せることです

相手を知的にも感情的にも理解する

それはつまり「共感」です

共感をせず

自分の目で見て、耳で聞いて、心で感じて

相手を否定したり、評価するのは

相手への尊敬を欠いた態度です

まずは

「もしも私がこの人と同じ種類の人生と心を持っていたら？」

と考えます。そうすると

相手にはどう見えて、どう聞こえていて、どう感じているのかを

理解することができます

相手と同じ気持ちになるのは共感ではなく「同情」です

相手が正しいと受け入れるのは「尊重」ではなく疑わないことです

同情して、その人を言うことを信じるのではなく

相手のことを知的にも、感情的にも理解することは

他者に寄り添うときの技術であり、態度なのです

だからこそ、技術である限り、誰でも身につけることができます

では、「相手の関心ごと」に関心を寄せて「自立」を目指す

その目的は何か？

それを知らないと

私たちは尊敬をする勇気を持てずに終わってしまいます

共感について詳しく解説した記事があります

尊敬について詳しく解説した記事があります

自立とは、私たちの幸せを考えること

自立をして、私たちの幸せを考え続ける

自立を成し遂げるために、尊敬をする

尊敬とは、ありのままのその人を見て、共感する

共感することで、相手の理解する

その目的は「私たちの幸せ」です

相手のためだけに、自分が犠牲になるのではなく

自分のためだけに、相手をコントロールするのではなく

自分の立場を理解し、相手の立場を理解した上で

私たちにとって最も良い方法は何か、を考える

その目的は「私たちの幸せ」のためです

相手とコミュニケーションをした時

何かを決めるとき、教えるとき、伝えるとき

他者に関心ごとに関心をよせて

相手を知的にも感情的にも理解して

あなたのためでもなく、私のためでもない

「私たちの幸せ」を考えて解決を目指す

それが「自己中からの解放であり、自立」です

私もあなたも自己中であっては、自立はできません

悪いあの人、かわいそうな私を考えるのではなく

これからどうするのか

「私たちの幸せ」を考えることは

現状の不満や自分の感情に関心を向けるのではなく

これから「私たちはどうするべきなのか」

を考えます

自立とは

目の前の相手から、出会ったこともない人々にまで関心を寄せ

私たちの幸せを考え続けることです

「私たちの幸せ」を詳しく解説した記事があります

まとめ：自立するための習慣を選べ

この記事では、「自立させるための習慣」について解説しました

要点をまとめると以下の通りです

• 自立には介入ではなく、援助が必要
• 尊敬することによって自立する
• 自立をして、私たちの幸せを考え続ける

自立するために「習慣」を選べといいましたが

なぜ習慣なのか、それは

自立するための方法を知ったその日から

私たちの行動がかわり、幸せになるわけではありません

方法を知り、理解し、学び続ける

踏み出した道を歩き続ける

習慣になるまで続けてやっと身につくからです

ほんとうに試されるのは、歩み続けることの勇気なのです

この記事は、「幸せになる勇気」に基づいて自分の考えを書いています

興味を持っていただけたら、ぜひ本書の方も手にとってみてください

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