私の考え方が変わるきっかけとなる高三になる前の春休み~第四章~
今、「お礼言っておきなさいよ」と言われた時、少し嫌だなと思った
それはいつものことである
あぁどうしようといつもは少し、人より長めに葛藤する
その長めが微々たるストレスを起こす
そのことを腐るほど体験してきた私は、すぐさま品物を取りに行き、お礼を間接的に伝えた
その後、部屋で品物をいただいた
いただいている時、直接的にお礼をいうことを考えていた
そんな時も、心が不安になるように感じたので、瞬時にどうした?不安か?何が不安なんだ?大丈夫か?と心に問うた
その瞬間なにかが込み上げてきた、私は泣いた、なんで泣くんだよと思いながら泣いた
その時は不安の涙じゃなくて、嬉し涙だったことに気づいた
自分の微々たる成長と、自分の気持ちの寄り寄り添おうとしている自分に気持ちがいっぱいになったんだと思う
泣くなんて自分でも思わなかった
心がこんなに喜んでいてくれるのも泣いて気づいた
私は自分の心をこんなにも孤独にさせて、辛くさせていたんだと思う
ごめんねと心にいう気持ちと同時に、心から自分にありがとうと思った
これは一番最初の成長へと導く最初の涙であったと思う
このことを忘れず、これから気持ちに前向きに、前のめりで寄り添ってほしい
成長の階段があるとして、私は上にいるつもりだったが思ったより、想像以上に私は下で階段を登れず、怯えていた
私が、偽りの私がどんなに上から呼んだって、本当の私は登れることはない
心の私が一人で勝手に登れるわけがないのである
その行動の主導権を握っている私がどんなに急ごうと、どんなに叫んで呼んだって、私の心に返事はないのである
そして二人の間にはどんどん距離が空き、心は階段を登れることもなく、上にいる私はどんどん焦り、辛くなるばかりなのである
私は考え始めた、たくさんの経験があって、ヒントがあって、変わることの選択肢のみを与えられざるを得ない状況になって考え始めたのである
そこで、下にいる自分の心が一人では動けないということに気づいたのである
私は階段を少し降りてみた、しかしそれでも姿が見えないくらい下にいたのだ
私は日にちをかけて、自分の気持ち、自分が今どんな状況にいるのか
自分が今本当にいる場所はどこなのか、自分はどのくらい生き急いでいたのか
自分の弱さ、幼さに気づき始めるたび、階段を少しずつ降りて降りて、これでもかというほど下ってくだって
やっと自分の心に辿り着いたのである
お前成長の階段登ったことあるのかよと思うくらい、どん底のようなほど、下で怯えていた私に思ったが
下に降りてみると案外悪くないのである
ていうか、そのどん底の場所の方が居心地が良く、落ち着くことに気づいたのである
そして今、同じ場所、同じ高さに二人はいる
そして初めて、私の心を聞いてあげることができたのだ
何日、毎日毎日、1日も怠ることなく、私の心から離れることなく、寄り添い、話を聞き、目を背けることなく、一緒に悩んで考えるのである
その中で私は、心の私からたくさん学ぶことがあった、尊敬する部分もあった
どん底にいながらも、一生懸命怯えるだけではなく、登りたい、階段を登りたい変わりたいと、戦おうとしていたからだ
そんな私の心をたくさん褒めてあげて、認めてあげて理解しようと努力するようになった
その上にいる自分がそのまま上に行けばいいと思うが、上に行こうとすればするほどこの上なく、苦しいのである
下にいる自分との距離が離れるほど、私は息苦しくなり壊れそうになる
そのことに気づけなかった
上に上がることに必死で息苦しい中、耐えるのが必死で気づくことができなかったのである
そして、一度立ち止まって休憩することになったこの間に、その原因を考え始めたのである
もし、私を嫌う人がいたら、それはどんな人でどこが嫌なのかそれは少し、興味があるかも知れない
その嫌われた部分は私になれた成長のどこかであり、嫌われた人など気にならないくらいたくさんの人に好かれてるものなんじゃないかな
他人に嫌われるのは怖いかも知れないけど、自分を嫌いになることの方がもっと怖いって知ってる
ときに言葉は人を傷つけてしまうから
それを知っている私は、自分が傷つかない賢さを身につけるのではなく、人を傷つけないと誓うのである
実際にそのときにならないと気づかないものだが、やはり考えれば考えるほと不安になるものがたくさん出てくる
それでいい、不安に感じるものがあるのなら、絶対にそれも押し込めないで
自分で気づいて、見つけ出して、引っ張り出してあげること
それがなぜ不安なのか、どのように不安なのか
一生懸命時間を使って見つけ出していかないと、時は人を癒して忘れさせてくれるが、その不安は何も解決しない
それだけは覚えておいてほしい
不安の原因を自分で気づいて引っ張り出してあげないと、押し込められてわからない不安は恐怖に変わる
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